「ドラゴンボール」や「Dr.スランプ アラレちゃん」を産み出した、偉大な漫画家の1人・鳥山明さん。そんな鳥山明さんの歴代アシスタントは誰なのか、また人数は何人なのを調査しました。
鳥山明のアシスタントは歴代たったの2人!
鳥山明さんのアシスタントを調べてみました。SLAM DUNKの作者である『井上雄彦先生』の対談で、人数は「2人」と明らかになっています。これは、現場に2人いたのではなく、時期がズレています。つまり、現場には鳥山明さんとアシスタント1人で仕事をしていたことになります。
現在分かっているアシスタントの方は、このお二人だけでした。
- 初代:ひすゎしさん(田中久志)
- 二代目:まつやまたかし(松山孝司)
鳥山明のアシスタントは歴代たったの2人!!
また、鳥山明さんは、あまりアシスタントを取っていなかったようですね。
🍶酔っ払ってるからする小話なんだけど、昔、僕の弟の友達が漫画家目指してて、鳥山明先生のスタジオに直接行ってアシスタントにしてください!っと訪ねた事があるみたいなんです。そしたら直々に鳥山明先生が出てきてごめんね〜ウチアシスタント取ってないんだよ〜⬇下に続く… pic.twitter.com/ObDBjUUsMC
— 桐坂アキラ (@akr_mustard) March 8, 2024
しかも、アシスタントを呼ぶのも「週に1日だけ」だったそうです
アシスタントを呼ぶのは「週に1日だけ」
それでは、鳥山明さんを支えたアシスタントの方は、どのような方たちだったのでしょうか。
初代:ひすゎし(田中久志)/Dr.スランプ前半時代
鳥山明さんのアシスタント・初代は「ひすゎし」さん、こと「田中久志」さんという方です。
『Dr.スランプ』前半を担当。
ひすゎしのプロフィール
こちらが田中久志さんのプロフィールです。
- 名前:田中 久志(たなか ひさし)
- 旧名:ひすゎし
- 生年月日:1959年4月
- 年齢:65歳(2024年)
- 職業:大垣女子短期大学デザイン美術学科学科長・教授
田中久志さんが、鳥山明さんのアシスタントになったのは『Dr.スランプ』の連載開始直後です。
鳥山明さんは、愛知で活動をしており、アシスタント募集の広告を出していました。それを見た田中久志さんが応募したのがきっかけとのことです。
鳥山明さんは、田中久志さんのことを
余計なことばかり言ってるやつ
と評していましたが、喫茶店でおごるなど優しく接していたとのことでした。
余計なことばかり言ってるやつ
引用「Dr.スランプ」単行本の実話落書き漫画より
ひすゎしの経歴
こちらが、田中久志さんの経歴です。
- 1980年度下期、アシスタント時代に『乱町ちるど連』で第13回赤塚賞準入選を受賞。
- 2001年、『宅配便のひみつ』など、まんがでよくわかるシリーズ(学研)の執筆を行っている。
- 2011年8月から小学生向けの週刊新聞「中日こどもウイークリー」で歴史漫画『カコ&ミライ歴史トラベル』を連載
ひすゎし、こと田中久志さんは、「CAN☆キャンえぶりでい 」という作品も書いたようです。
鳥山明先生の画風に似ていますね!
ひすゎしの現在
田中久志さんは、現在、岐阜県にある「大垣女子短期大学デザイン美術学科学科長・教授」を務めているようです。漫画家から大学の助教授とは、また面白い経歴ですね
「大垣女子短期大学デザイン美術学科」は、クリエイティブな授業を展開しています。
- マンガコース
- コミックイラストレーションコース
- ゲーム・CGコース
- メディアデザインコース
田中久志さんの学長メッセージもありました。
田中久志さんの元で、これからたくさんのクリエイターの卵が巣立っていくのでしょうね。
二代目:まつやまたかし(松山孝司)/Dr.スランプ・ドラゴンボール時代
鳥山明さんのアシスタント・二代目は「まつやまたかし」さん、こと「松山孝司」さんという方です。
まつやまたかしさんは、『ドラゴンボール』で鳥山明さんのアシスタントを務めた唯一の人でした。
・『Dr.スランプ』ではペンギン村の建物や風景を描く
・『ドラゴンボール』では亀仙人の家、ナメック星などの背景画を担当
いつも主人公・孫悟空の髪の毛のベタ塗りに時間を取られいたそうです。
そのため、鳥山明さんは、ベタ塗りをしなくて済む「超サイヤ人」に変身させたことがあるとのことです。
鳥山明さんは
超サイヤ人を登場させたことで、アシスタント君との約束をやっと果たすことができた
と語っています。
まつやまたかしのプロフィール
以下が、まつやまたかしさんのプロフィールです。
- 名前:まつやまたかし
- 本名:松山孝司
- 生年月日:1957年11月17日
- 年齢:67歳(2024年)
- 職業:イラストレーター
- 学歴:関市立関商工高等学校、日本デザイナー学院を卒業
- 特技:カスタムフィギュアの制作
鳥山明がライバル視!?カスタムフィギュアもすごい
まつやまたかしさんは、カスタムフィギュアの制作も得意とし、フィギア造形師コンビ「松山兄弟」の弟さんです。
鳥山明さんの思い出というとタミヤの人形改造コンテストで当時のアシスタントが金賞を受賞(これだけでも大概凄いんだが)したのに触発されてそのコンテストに応募して何と自らも金賞を貰われたこととか・・・これあまり知られてないエピソードじゃないかな⁉️
— こやまにゃん (@manchanbuhibuhi) March 8, 2024
こち亀にも「松山兄弟」として出演
さらに、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』40巻「改造人形コンテストの巻」にも、作中で出演しています。
『こち亀』40巻「改造人形コンテストの巻」に、松山兄弟のモデルとして登場
まつやまたかしの経歴
まつやまたかしさんは、1981年から、鳥山明さんのアシスタントを10年務めました。
『Dr.スランプ』から『ドラゴンボール』までの作品に関わっています。2009年には、再び鳥山明さんのアシスタントとして『おいしい島のウーさま』の作画に関わっています。
また、『Dr.スランプ』では、作中で本人が登場しています。
アシスタント時代に鳥山明先生が描いてくれた「松山クン」です。マンガにも数回登場しちゃいました。
https://www.facebook.com/
まつやまたかしの現在
まつやまたかしさんは、現在もイラストレーターとして、第一線で活躍しています。展示会も積極的に開催しているようですね。
まつやまたかしさんの細かいイラストは、『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』の背景画を担当していたのだと、改めて感じさせる絵柄ですね。
ネットの声
鳥山明さんのアシスタントについて、ネットでは次のような声がありました。
鳥山明さんがお亡くなりになった件。
— わかまつ。*うきわ民*🛟 (@waka2wonderLand) March 8, 2024
私のようなロートルの読書だけでなく、若いファンの皆さんが追悼されているのを見て、本当に偉大な漫画家さんだったのだなとしみじみ感じでいます。
そして、思い出すのはアシスタントのひすわしさん。
「CAN☆キャンえぶりでい 」
ご存知の方いらっしゃいます? pic.twitter.com/jRGK0lWTnQ
もうこれは知らない人に知って欲しいから投稿。
— とべっちDie back show!! (@tobetch0812) March 8, 2024
ジャンプ50周年記念号の鳥山明先生と井上雄彦先生の対談でめちゃくちゃ衝撃を受けた話。
Dr.スランプとドラゴンボールの連載期間全体通して通算2人のアシスタントしか居なかったとのこと。2人同時じゃないですよ。述べ2人ってこと pic.twitter.com/qmuihs90UO
THE FLYING LIZARDSが好きな者として、そして、何より鳥山明に絶大な影響を受けた者として「Dr.SLUMP」のこのコマは忘れられない!!
— PussySurfers (@ButtholeGalore) March 8, 2024
※なぞなぞ商会のライブに通っていたというアシスタントのひすゎしによるものというのが濃厚 pic.twitter.com/2RcQgvolwt
まとめ
今回は、「鳥山明のアシスタントは歴代たったの2人!現在を徹底調査!」について調査しました。
- 鳥山明のアシスタントは歴代たったの2人!
- 初代:ひすゎし(田中久志)/Dr.スランプ前半時代
- 二代目:まつやまたかし(松山孝司)/Dr.スランプ・ドラゴンボール時代
- ネットの声
ひすゎしさんは、現在は大学の学科長、まつやまたかしさんはイラストレーターとして活躍されていました。
鳥山明先生とたったの2人のアシスタントで、世界的な漫画を描いた功績は、本当にすごいとしか言いようがないですね!